当院では深部まで届く特殊な電気治療器を使い、目を閉じた瞼の上から眼球内の毛様体筋や6つの眼筋へ直接通電して、筋肉のコリをほぐします。
視力回復プログラム
近視の増加
平成28年度の文部科学省の保健統計調査によると、視力が1.0未満の方は、
小学生 31.46%
中学生 54.63%
高校生 65.99%
と年々増え続け、いずれも過去最高の多さです。
文部科学省は、原因として「携帯ゲームやゲーム機器の影響」との見解を示しています。
春の健康診断で、昨年までA判定だった子が、今年はC判定になってしまった、、、と慌ててご相談に来られるお母さんが多いです。
子供の近視は、5~18歳にかけて急速に進行することを理解しておいた方が良いでしょう。
特にお子さんにとっては、
「黒板の字が見にくくなった」「サッカーなど球技の時にメガネが邪魔」「水泳の時に見にくい」など、授業やスポーツに支障が出てきます。
多くの病気で「早期発見、早期治療」が有効とされているように、近視に関しても適切な対策を施せば、視力の低下の進行を抑えるだけでなく、回復の可能性もあります。
また、大学を卒業した新社会人が就職して、一日中デスクワークでパソコンを見るようになり、その結果視力の低下を起こした方が多数いらっしゃいます。
こういったケースも早めの処置で改善する場合があります。
目は体の中で酷使されている器官です。
1日にまばたきを約2万回、眼の筋肉は10万回以上動いていると言われています。
こんなに酷使されているのに、眼のケアを毎日行っている人はほとんどいないのが実情です。
近視の原因
近視の原因として考えられるのは、
「遺伝的要因」と「環境的要因」があります。
遺伝的要因
近視に関係する遺伝的コードを持っていると、80%の確率で近視が遺伝するようです。
遺伝的な要因の場合は、12歳くらいまでに発症して成人になると止まります。
遺伝的な要因での近視の方は、全体の5%くらいだと言われています。
近視の遺伝子を持っているからといって、100%発症するわけではありません。
ここ近年で近視の方が増加したのは、別の要因が大きいからです。
環境的要因
携帯やスマートフォン、パソコンなどの普及やテレビ、ゲームなどで、近くを見る生活習慣が増えたことで、近くのモノを集中してみることが増えました。
長時間近くを見ていることで眼の筋肉が固まった仮性近視になり、それから本当の近視に移行します。
また、そこから来るストレスも眼精疲労の原因となります。
近年言われている「スマホ近視」もこの生活環境の変化が大きな要因です。
例えば、パソコン画面を見ているときには、目はほとんど動かないですよね。
肩こりと同じで、目の筋肉もじっと動かないと凝ってきます。
眼の筋肉が固くなることで、ピント調節がうまくいかなくなります。
人間の目は、構造上からも役割上からも本来は近くを見るようにはできていないのです。
近くの1点を凝視する行為は、不自然なことなのです。
そして、視覚情報過多の現代社会では、多くのエネルギーを「見ること」に費やしています。
近視とは?
ヘムホルツ理論
眼の構造は、以下のようになっています。
この「毛様体筋」と呼ばれる筋肉が収縮したり弛緩したりして、水晶体の厚さを変えてピンと調整します。
正常な場合は、ピントが網膜に合います。
近視の場合は、ピントが網膜の前に来ます。
ちなみに、遠視の場合はピントが網膜の後ろに来ます。
ベイツス理論
眼の周りには眼球を動かす筋肉が6つあります。
「上斜筋」「上直筋」「内直筋」「下斜筋」「下直筋」「外直筋」
これらの筋肉が連動して動き、眼球の形を変えて、焦点距離を調節してピントを合わせます。
眼科での対応は?
現在、眼科では視力回復のための有効な方法はなく、多くの場合は点眼薬(目薬)を処方されます。
「ミドリン」「サンドール」「アトロピン」といった調整麻痺剤の点眼薬は、コリをほぐすためのモノです。
副作用は、しみて痛いことです。
外科的な手術としてレーシックが挙げられます。
費用は約20万円で、近年は失敗や後遺症のリスクから手術件数が年々減少傾向にあります。
(平成20年は約45万件。平成26年は約5万件)
また、あくまでも対処療法なので、目が悪くなった根本的な原因を取り除かない限りは、いずれまた視力が低下していきます。
どうすれば視力低下を防げるのか?
以上のように、視力が低下している状態は、
「毛様体筋」
「6個の眼筋」
が収縮したまま固まっている、もしくは弛緩したまま力が入らないからです。
例えば、肩こりの場合は、肩の筋肉が収縮したまま固まっている(凝っている)状態です。
眼の場合も同じことが言えます。
対策としては、
① 眼の筋肉の柔軟性を取り戻す。
② 眼の筋肉が動くように再教育する。筋力をアップする。
ことで、理論上は視力低下を防ぐことができるのです。
(子供など若いほど筋肉の質が柔らかくて変化しやすいので、効果が早く出やすい傾向にあります。)
ですが、すでに視力が低下してしまっている人は、視力を回復させるためには、眼の機能を根本から解決する施術が必要です。
軸性近視と屈折性近視
軸性近視とは、丸い眼球がラグビーボールのように楕円形になって、「眼軸」と呼ばれる目の軸が伸びてしまっている状態です。
一度長くなった眼球を元に戻すことは難しく、現在の医療では対処法がありません。
当院のプログラムでも対応外になります。
屈折性近視とは、眼球は丸いままで、水晶体と呼ばれるレンズの厚みの調整がうまくいかずにピントが合わない状態です。
当院のプログラムの適応内になります。
眼軸が伸びる原因としては、長時間目を酷使することで外眼筋で眼球を支える力を使いすぎて、外眼筋がこりかたまり、眼球を押しつぶしているのではないかと、考えられています。
眼球の変形(眼軸が伸びる)で起こる症状は、
・網膜剥離
・緑内障
・黄斑変性症
・白内障
失明を予防する観点からも、外眼筋の血流を良くしてこりをほぐして、筋力をつけることの重要性が分かると思います。
当院の施術方法
コリがほぐれることで、ピント調節がしやすくなり、見えやすくなります。
また、回数を重ねていくうちに眼の筋力も強化されて、再び視力が悪化することを防ぎます。
メガネやコンタクトで視力を矯正した方が良いのか??
ドイツの発生学者・ウィルヘルム・ルーが提唱した「ルーの法則」があります。
「筋肉は使わずにいると次第に細くなり萎縮し、適度に使用すると発達し、過度に使えば障害を起こす。」
というものです。
この法則に従うと、メガネやコンタクトで視力を矯正すると、眼の筋肉が働かなくなり、ピントを合わせる筋力が戻りません。
「視力の矯正はしない方が良い」ということになります。
ですが、実際の生活があり、何かと不便でしょうから、メガネやコンタクトは最低限の使用にとどめて、他の時間には眼の回復のためのトレーニングやケアを十分に行うことが望ましいです。
また、別の理由として、最終的に「モノが見える」のは脳の働きです。
いつもメガネやコンタクトで矯正していると、脳の「見ようとするチカラ」が衰えて、視力の低下が助長されます。
自宅でのケア・トレーニング方法
子供の目の自然回復を高めるための弊害
①スマホなどの電子端末
画面の小さい端末を見る時は、ほとんど目が上下左右に動きません。
動かさないことが、毛様体筋や外眼筋の筋肉のこりにつながります。
スポーツなどで、なるべく目を大きくたくさん動かすようにしましょう!
②姿勢の悪さ
姿勢が悪いと首肩こりにつながり、目の血液供給量が少なくなり、眼の筋肉のコリや見えづらさにつながります。
また、目と脳は関連性がありますので、脳への血液量が少なくなることは、脳で見えたものを認識する能力の低下につながります。
③部屋の暗さ
目にとって、明るさは重要です。一番理想的なのは、自然光の太陽に光です。
蛍光灯は、ちらつきがあるため、脳は敏感に感じています。
また、パソコンやスマホなどから発せられるブルーライトも目に負担をかけます。
対策として、ブルーライトをカットするメガネの着用をお勧めします。
自宅でのケア
目的は、目の血液循環を良くすることと、目の筋肉のコリをほぐすことです。
①ホットアイマスク
濡らしたハンカチやタオルを電子レンジで30秒くらい温めて、蒸しタオルを作ります。
それを目の上に乗せて、5分くらいゆっくりしてください。
②目のストレッチ
思いっきり上を見ます。その状態で5秒キープ。
次に下、右、左、右上、左下、左上、右下。
最後の目を大きくぐるっと周回します。
これを朝と晩に行います。
③あいうべ体操
思いっきり「あ」「い」「う」「べ」と発生して顔や首の筋肉を動かします。
30回を1セットとし、これを朝と晩に行います。
プログラム適応外の症状について
下記の方は、ご利用いただけません。
・ペースメーカーなどの体内植込み型医用電気機器を利用している方
・心臓疾患のある方
・人工心肺などの生命維持用医用電気機器を利用している方
・妊娠中の方、出産直後の方
・心電計などの装置型医用電気機器を利用している方
当院の視力回復プログラムは、下記の症状のある方は適応外になります。
・緑内障
・白内障
・網膜剥離
・目に関することで手術(レーシックを除く)
・有熱性疾患の方
・ぶどう膜炎
・感染症疾患の方
・結核性疾患の方
・悪性腫瘍の方
・脳に関する病気を持っている方
・てんかんの方
・脳卒中等で手術を受けた方
・体内にボルトなど金属を入れている方
・統合失調症の方
・金属アレルギーの方
・ステロイド系ホルモン剤の長期使用や肝機能障害で毛細血管拡張を起こしている方
一般メニュー
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視力メニュー
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15:30~20:00
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