病院では治らない自律神経失調症を鍼灸で治す3つの理由

2024/09/25 | カテゴリー:更新情報, 健康情報ブログ

自律神経失調症とは?なぜ病院での治療が難しいのか

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、身体や心の様々な不調が現れる状態を指します。自律神経は、私たちの体内で無意識に働き、呼吸や心拍、消化、体温調整などの生命活動を支えています。このバランスが乱れると、疲れやすさ、不眠、動悸、消化不良、頭痛、めまい、さらには精神的な不安感やイライラ感など、多岐にわたる症状が現れます。

しかし、自律神経失調症の厄介な点は、これらの症状が医学的な検査で具体的な異常として現れないことが多い点にあります。多くの場合、血液検査や画像診断などでは異常が見つからず、医師は「特に問題はありません」と診断せざるを得ない状況です。薬物療法では一時的に症状を抑えることができますが、根本的な改善には繋がりにくいことがあります。こうした状況で、病院での治療に限界を感じた方が、東洋医学である鍼灸(しんきゅう)に目を向けることが増えているのです。

鍼灸は、体内のエネルギーの流れ(気)や血液循環を整え、自然治癒力を引き出すことを目的とする治療法です。自律神経失調症に対する効果が広く認められており、特に次の3つの理由から、鍼灸は病院では治らない自律神経失調症に有効な手段とされています。

1. 鍼灸は自律神経のバランスを根本から整える

自律神経失調症の根本的な原因は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることにあります。現代の生活は、仕事や人間関係、情報過多によるストレスが常に交感神経を刺激し続け、リラックスを司る副交感神経が十分に働けない状態が続きます。これにより、体は常に緊張状態となり、睡眠不足や慢性的な疲労、心身の不調が慢性化します。

鍼灸は、この自律神経のバランスを直接整える効果があります。特定のツボに鍼を刺すことで、副交感神経を優位にさせ、体をリラックスさせることができます。例えば、手首の「内関(ないかん)」や頭頂部の「百会(ひゃくえ)」などのツボを刺激することで、神経が鎮静化し、体全体がリラックスします。

また、鍼灸は神経伝達物質の分泌にも作用し、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑えつつ、リラックスを促進するセロトニンやエンドルフィンの分泌を促します。これにより、身体だけでなく心の緊張も解け、根本的な自律神経のバランス改善が図られます。

病院での治療は、対症療法として薬物療法が中心となりがちですが、鍼灸はこうした根本的なバランスを整えることに注力しているため、自律神経失調症の根治が期待できるのです。

2. 鍼灸は血流を改善し、体全体の機能を高める

自律神経失調症の症状として、冷え性や肩こり、頭痛、消化不良などがしばしば現れます。これらの症状の多くは、血流の悪化と密接に関連しています。自律神経が乱れると、体内の血管の収縮・拡張が正常に行われなくなり、結果として血流が滞ります。脳への血流が不十分になると頭痛やめまいが引き起こされ、末端部への血流不足は手足の冷えやしびれを生じさせます。

鍼灸は、体内の血流を促進する効果があるため、こうした症状の改善に大いに役立ちます。鍼を刺すことで、局所的な血流が改善され、酸素や栄養が体の隅々まで行き渡りやすくなります。例えば、首や肩にある「風池(ふうち)」や「天柱(てんちゅう)」といったツボに鍼を打つと、肩こりや頭痛の原因となる筋肉の緊張がほぐれ、血流がスムーズになります。また、下肢にある「足三里(あしのさんり)」や「三陰交(さんいんこう)」といったツボに鍼を刺すことで、足の冷えやむくみを解消することができます。

さらに、鍼灸は全身の血流を改善することで、体全体の代謝を高め、免疫力の向上にも寄与します。血流が改善されると、体内の老廃物の排出も促進され、細胞の再生が活発になります。これにより、体の自然治癒力が高まり、全体的な体調が向上します。

病院での治療では、血流改善のために薬が処方されることもありますが、これらは一時的な対症療法に過ぎず、根本的な血流改善には繋がりにくい場合があります。鍼灸は自然治癒力を引き出し、体そのものの機能を高めるため、持続的な改善が期待できます。

3. 鍼灸はストレスの軽減と心身のリラックスを促す

自律神経失調症の大きな原因の一つは、ストレスの蓄積です。仕事や家庭、人間関係でのストレスは、私たちの交感神経を刺激し続け、体を常に戦闘モードに置きます。この結果、副交感神経が十分に働かず、心身の回復が妨げられます。ストレスが長期にわたって続くと、精神的な不安やイライラ、さらには鬱症状まで引き起こされることがあります。

鍼灸は、こうしたストレスを軽減し、心身のリラックスを促進する自然療法です。鍼やお灸によるツボ刺激は、リラクゼーション効果を引き出し、副交感神経を活性化させます。副交感神経が優位になると、心拍数が下がり、呼吸が安定し、筋肉の緊張が緩和されるため、自然とリラックスした状態に導かれます。

また、鍼灸は脳内で「幸福ホルモン」と呼ばれるエンドルフィンやセロトニンの分泌を促進します。これらのホルモンは、心身のリラックスやストレス軽減に寄与し、精神的な安定をもたらします。結果として、ストレスによる不眠やイライラが軽減され、日常生活の質が向上します。

病院では、ストレス軽減のために抗不安薬や睡眠薬が処方されることがありますが、これらは根本的な解決にはならないことが多く、薬に頼りすぎると副作用が懸念されることもあります。鍼灸は自然な方法でストレスを軽減し、副作用の心配も少ないため、安心して長期的に利用できる治療法です。

まとめ

自律神経失調症は、病院での治療が難しい症状の一つですが、鍼灸はその根本的な原因に働きかけ、改善を促す効果的な治療法です。鍼灸は、1) 自律神経のバランスを整える、2) 血流を改善して体の機能を高める、3) ストレスを軽減しリラックスを促すという3つの理由から、病院で治りにくい自律神経失調症に対して非常に有効です。

鍼灸治療は、自然治癒力を引き出し、心身のバランスを整えることを目指しており、副作用が少ないため、安全かつ持続的な改善が期待できます。病院での治療に限界を感じている方は、ぜひ鍼灸治療を検討してみてください。

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