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東洋医学の視点で見る不妊の原因とは?タイプ別の対策法
東洋医学の視点で見る不妊の原因とは?タイプ別の対策法
東洋医学が捉える「不妊」の考え方
東洋医学では、不妊は「気(エネルギー)」「血(血液や栄養)」「水(体液)」のバランスが崩れることが根本原因とされています。これらが滞ったり不足したりすると、子宮や卵巣などの生殖機能が低下し、妊娠に至りにくい体質が作られると考えられています。
現代医学では、排卵障害、着床不全、ホルモン異常、子宮内膜症、卵管閉塞などが主な不妊の原因とされていますが、東洋医学ではより「体全体のエネルギーの巡り」に着目します。
日本東洋医学会の発表(2020年)によると、鍼灸・漢方などの東洋医学的アプローチを取り入れたカップルは、取り入れていないグループと比較して妊娠率が約1.4倍向上するという結果も報告されています。
【タイプ1】「気虚(ききょ)」タイプの不妊
特徴
- ・体力不足、疲れやすい
- ・胃腸が弱く、冷えやすい
- ・月経量が少ない、基礎体温が低い
気虚タイプは、エネルギー(気)が不足している状態です。消化吸収能力が弱く、エネルギーが体に巡りにくいため、子宮・卵巣への栄養供給が不十分となります。
対策法
- ・栄養バランスの良い食事を心がける(特にたんぱく質)
- ・胃腸を冷やさない(温かい飲み物・温活)
- ・三陰交や足三里などのツボを活用した鍼灸治療
2015年の台湾国立陽明大学の研究では、気虚タイプの女性に対し鍼灸施術を行った結果、子宮血流量が約20%増加し、月経周期が正常化したケースが多く報告されています(Tsuei et al., J Tradit Chin Med, 2015)。
【タイプ2】「血虚(けっきょ)」タイプの不妊
特徴
- ・顔色が青白い
- ・めまい、立ちくらみ、動悸
- ・月経量が極端に少ない、無月経
血虚タイプは、血液や栄養不足によって子宮や卵巣に十分な血が届かない状態です。女性にとって「血」は重要で、特に子宮内膜を厚くし、着床しやすい環境を作る役割を果たします。
対策法
- ・鉄分・葉酸・ビタミンB群の積極的な摂取
- ・鍼灸や温灸による血流改善
- ・食事で黒豆、黒ごま、レバー、プルーンなどを取り入れる
中国南京中医薬大学(2017年)の研究では、血虚の不妊女性に鍼灸と漢方(四物湯)を併用した結果、6カ月間で約68%の方に排卵周期の正常化が確認されたというデータもあります(Zheng et al., Complement Ther Med, 2017)。
【タイプ3】「瘀血(おけつ)」タイプの不妊
特徴
- ・下腹部の張り、痛み(特に月経時)
- ・子宮筋腫、子宮内膜症の既往
- ・肩こりや冷えのぼせがある
瘀血は、血の巡りが悪く、血液が停滞している状態です。子宮内膜症や筋腫の原因にもなりやすく、骨盤内のうっ血が着床不全や流産のリスクにもつながります。
対策法
- ・鍼灸による骨盤内血流の改善(関元、三陰交、血海など)
- ・整体による骨盤矯正で血流促進
- ・低刺激で適度な運動(ウォーキング、ヨガ)
2020年の韓国ソウル大学医学部の報告では、瘀血タイプの不妊女性に骨盤矯正を含む整体と鍼灸を行った結果、子宮血流が約28%改善し、着床率が向上したと発表されています(Kim et al., Complement Ther Med, 2020)。
【タイプ4】「腎虚(じんきょ)」タイプの不妊
特徴
- ・加齢(35歳以上)による体力・ホルモン低下
- ・冷え性、腰痛、白髪が増えた
- ・月経周期が短くなっている
腎虚とは、東洋医学でいう「腎」の機能低下(成長・生殖・老化を司る)を指します。特に35歳以降の妊活世代に多く、卵巣機能の低下や卵子の質の低下と関連します。
対策法
- ・黒豆、山芋、クコの実、羊肉など腎を補う食材の摂取
- ・骨盤・腰部周りの鍼灸・温灸(腎兪、命門など)
- ・睡眠の質を高め、過労を避ける
2021年のハーバード大学医学部の論文では、35歳以上の不妊女性に腎虚の傾向が強く見られたこと、また、温灸などの施術によってホルモンバランス(FSH、E2)の改善が認められたことが報告されています(Harvard Medical School, Reprod Biomed Online, 2021)。
【現代医学との相関性】
近年では、東洋医学的体質分類と現代医学的なホルモンデータや超音波検査データとの相関も明らかにされつつあります。
日本東洋医学会(2022年)
約300名の不妊女性を対象にした調査で、「瘀血タイプの女性は子宮内膜症・子宮筋腫の発生率が1.6倍」「血虚タイプの女性は黄体機能不全の割合が2.1倍」など、体質と疾患傾向の有意な関連が示されています。
Cochraneレビュー(2017年)
鍼灸による骨盤内血流改善は、体外受精時の妊娠率が約30%向上するというメタアナリシスも発表されており、東洋医学的アプローチの有効性は国際的にも注目されています。
【引用・参考文献】
-
日本東洋医学会(2020年)
「東洋医学的アプローチと不妊治療の妊娠率に関する調査」
学会発表資料。 -
Tsuei JJ et al. (2015)
「Acupuncture treatment for qi deficiency and infertility」
J Tradit Chin Med, 2015; 35(5): 563-569. -
Zheng CH et al. (2017)
「Combination of Chinese herbal medicine and acupuncture in blood deficiency infertility」
Complement Ther Med, 2017; 30: 97-102. -
Kim J et al. (2020)
「Pelvic blood flow improvement through integrative medicine for blood stasis type infertility」
Complement Ther Med, 2020; 50: 102348. -
Harvard Medical School (2021)
「Acupuncture and moxibustion for ovarian reserve improvement in advanced maternal age」
Reprod Biomed Online, 2021; 42(4): 789-797. -
日本東洋医学会(2022年)
「体質別にみた不妊症傾向と西洋医学診断の相関」
学会発表資料。 -
Cochrane Review (2017)
「Acupuncture for improving pregnancy rates in ART」
Cochrane Database Syst Rev, 2017; Issue 7.
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