それでもなかなか変化がない方の場合、体を動かすだけではケアが足りないのかもしれません。
今回は、お家の中で見直すべきポイントを3つご紹介します。
暑い時期にはシャワーだけで湯船につからない方もいらっしゃいますが、湯船にゆっくりつかることで心身ともにリラックス効果が見込めます。
筋肉が緩んで血流がよくなれば、肩こりも楽になります。
お湯の温度は40度以下で、10~15分しっかり肩まで浸かるのがよいでしょう。
心臓の悪い方や高齢者の方には、みぞおちくらいまで浸かる半身浴がおすすめです。半身浴では、入浴時間は20分くらいがよいです。
肩こりを感じていらっしゃる方の中には、日常的に運動や体操、ストレッチなどを行っている方も多いと思います。
お風呂の入り方を見直す
また、肩甲骨を意識しながら肩を上下に動かしたり回したりするストレッチを湯船の中で行うのもいいでしょう。
勢いよくやるのではなく、ゆっくりと深呼吸しながら10回ほど行いましょう。
注意したいのは、お湯の温度を高めにすると交感神経が刺激され、かえって筋肉に緊張をもたらす可能性があることです。
また、汗が噴き出してかえって血流が悪くなることもあります。
寝具の硬さ・枕の高さなどを見直す
身体の回復は基本的に睡眠中に起こります。睡眠時間が十分でない場合、あるいは睡眠の質が悪い場合、十分な回復が行われません。
朝起きた時からすでに首肩のこりを感じている人は、寝具や枕に問題がある可能性もあります。
高い枕や低い枕は、いわば寝ている間中、ずっと上を向いたり下を向いたりしているのと同じ状態です。当然、首周りの筋肉は緊張してしまいます。
また、柔らかすぎるものも頭部を安定させようと首の筋肉が緊張するので、起床時の首肩こりの原因になります。
肩こりを防ぐための枕選びの基準は、仰向けで寝ている状態が、立っている時に前を向いている状態と同じになることです。
首肩周りだけでなく、全身がリラックスできるようなものが好ましいです。また、寝返りを打った時など、横向きでも首や肩に負担がかからないことも大事です。
食生活を見直す
事のバランスが悪い、食事の時間がバラバラ、早食いなどは、栄養不足、自律神経の乱れ、噛み合わせの悪さによる首肩の緊張などを招きます。なかでも、肩こり改善のために食事の内容は重要です。
疲労回復にはビタミンB群の摂取が欠かせません。ビタミンB群はエネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらき、単体では効果を発揮しにくいのでどれが欠けても疲れやすくなってしまいます。
また、新しい赤血球を作るのにも必要なため、不足すると貧血など酸素不足を招き、筋肉の緊張をもたらす原因にもつながります。
同じく疲労回復に役立つ栄養素として、クエン酸があります。クエン酸は、ビタミンB群と一緒に摂ることで、より効率のよいエネルギー産生ができます。
ビタミンEには血行を良くする働きがあります。不足すると、肩こりや冷えにつながります。
ビタミンCは身体の各所で使われるほか、ストレスでも消費されやすいので、常に一定量の摂取を心がけておきたい栄養素です。
カルシウム・マグネシウムは筋肉や神経の働きに作用し、骨や筋肉を作るうえで不可欠です。マグネシウムが不足すると、カルシウムの値も一緒に下がってしまいます。ストレスが増えると、尿中に捨てられてしまうカルシウムとマグネシウムの量が増加する傾向にあります。
高齢者の方では、タンパク質が不足しがちな場合があります。タンパク質は筋肉の元になり、筋肉の代謝を高めて肩こり予防にもつながります。

普段の生活を振り返って、いかがでしたでしょうか。
こりや痛みは日常の悪い習慣の積み重ねで起きてくることがほとんどです。少しでもお身体の状態を改善するために、良い習慣は積極的に取り入れていきましょう。
【監修・執筆者】

谷貝 智宏(やがい ともひろ)
緑ヶ丘鍼灸整骨院 院長
保有資格:柔道整復師・鍼灸師(国家資格)
開院25年・延べ25万人以上の治療実績
神奈川県厚木市で地域医療に従事
本記事は国家資格を持つ柔道整復師・鍼灸師が、臨床経験に基づいて執筆しています。
お体のお悩みは、まずご相談ください
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自宅でできる自律神経セルフケア
施術と並行して、日常生活で以下のセルフケアを取り入れることで回復が早まります。
① 4-7-8呼吸法(副交感神経を活性化)
- 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う
- 7秒間、息を止める
- 口から8秒かけてゆっくり息を吐く
1日3回・就寝前に行うと効果的です。
② 朝の光を浴びる習慣
起床後30分以内に5〜10分間、カーテンを開けて自然光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、セロトニン(幸せホルモン)の分泌が促されます。
③ 湯船に10〜15分浸かる
38〜40℃のぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、深い睡眠につながります。シャワーだけでは代替できません。
④ 食事の規則性を守る
1日3食を決まった時間に食べることで、自律神経のリズムが安定します。特に朝食は欠かさないようにしましょう。
セルフケアだけでは改善が難しい場合は、専門家への相談をお勧めします。
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「自分の症状は改善できるのか」「どんな施術をするのか」など、
どんな小さな疑問でも、お気軽にお電話ください。
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よくあるご質問(FAQ)
- Q. 自律神経失調症は病院で診断されるものですか?
- A. 「自律神経失調症」は正式な医学的診断名ではなく、検査で異常が見つからないにもかかわらず自律神経の不調が疑われる症状の総称です。まずは内科・神経内科で検査を受け、異常がなければ整骨院・鍼灸院でのケアが有効です。
- Q. どのくらいで改善しますか?
- A. 症状の程度や生活環境によって異なりますが、多くの方が週1〜2回の施術を1〜3ヶ月継続することで変化を感じられます。施術と並行して生活習慣の改善も重要です。
- Q. 薬を飲みながら施術を受けても大丈夫ですか?
- A. はい、施術と薬の併用は問題ありません。施術は薬の効果を妨げるものではなく、むしろ相補的に作用することが多いです。服用中の薬については初診時にお知らせください。
- Q. 子どもの自律神経の乱れにも対応できますか?
- A. 対応可能です。起立性調節障害など思春期の自律神経の問題についても、お子さまの状態に合わせた施術を行っています。まずはご相談ください。
この記事の監修者
緑ヶ丘鍼灸整骨院 院長
国家資格保有(柔道整復師・鍼灸師)|臨床29年・延べ25万人
国家資格(柔道整復師・鍼灸師)保有。臨床29年・延べ25万人の施術実績。自律神経・肩こり・腰痛・交通事故(むちうち)の根本改善を専門とする。
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