現在、日本人の4人に1人が肩こりを持っているといわれます。PCやスマートフォンの普及や、体を使う機会が減少したことにより、これからも割合が増えることはあっても減ることはないと思われます。
厚生労働省の調査では、何らかの体の不調を感じている方のうち、肩こりがある人の割合が男性では2位、女性では1位となっています。
特に女性は男性の2倍の数字で、これは男女の筋力差によるものと思われます。
このように、普段から肩こりに悩まされている方は非常に多いと思います。
しかし、マッサージに行こうにも時間がない、家族や友人に頼むのも気が引ける……
そんな方のために、今回は自分で簡単に押せる肩こりのツボを紹介したいと思います。
※ あまり強く押しすぎると痛みが残る場合があります。気持ちいい~痛気持ちいいくらいの強さで押しましょう。
天柱(てんちゅう)
頭の後ろ、髪の生え際で2本の太い筋の外側の際にあります。頭に少し響くくらいの強さで押し上げましょう。
風池(ふうち)
頭の後ろ、髪の生え際で後頭部の中央のへこみと、耳の後ろにある骨のでっぱりをむすんだ線の真ん中にあります。親指を当て、他の四本の指で頭を支えるようにすると押しやすいです。
大椎(だいつい)
うつむいたときに、首の後ろで一番出っ張る骨の下にあります。うつむいた状態で、キャップをつけたペンなど先端が丸いもので押すと効果的です。
肩井(けんせい)
首の根元と、肩先の中間にあります。反対側の中指で強く押し、ゆっくり力を抜く。首を温めてから押すとさらに効果的です。
曲池(きょくち)
肘を曲げてできるシワの親指側の端にあります。
手三里(てさんり)
曲池から手の先に向かって指3本分下にあります。
合谷(ごうこく)
人差し指と親指の骨が合流する所から、やや人差し指よりでくぼんでいるところにあります。
同じ姿勢が続いて疲れたときや、首や肩の痛み、目の疲れなどを感じるときにぜひ試してみてください。
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