世界一長寿の国になった日本ですが、いかに健康な状態でいられるかどうかの「健康寿命」が注目されています。
では、どのような生活の仕方をすれば、そのような点に気を付ければ、元気で長生きできるのでしょうか?
平均寿命と健康寿命
※平均寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」
健康寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」「平成25年人口動態統計」「平成25年国民生活基礎調査」総務省「平成25年推計人口」より算出
男性は、平均寿命が約80歳なのに対して、約9年間寝たきりです。
女性は、平均寿命が約86歳なのに対して、約12年間が寝たきりです。
普段の生活で気にするべき基準は?
慢性疾患全般の病気(不健康)になってしまう原因は日常生活の過ごし方にあります。
毎日のちょっとした負担の積み重ねが、徐々に体を蝕んでいきます。
その基準とは、ズバリ
「快」か「不快」
かです!
「快」とは?
快感情とは、例えば、
・心地よい
・気持ち良い
・感じが良い
・うれしい
・楽しい
・大好き
・ワクワクする
みたいな状態です。一方で、不快な感情とは、
・痛い
・つらい
・苦しい
・キツイ
・いやだ
みたいな状態です。
常に「快」で生活できれば病気知らず!「不快」な状態でい続けると、体のどこかしらに不調が現れます。
これは、ガンに罹ってしまう大きな原因とも言えます。
進化論的に考えると
野生動物には、基本的に慢性疾患はありません。
本能で行動していますので、不快なことは極力しません。
人間は、本能の領域の大脳辺縁系の周りに、理性の領域の大脳皮質が大きく発達したおかげで、文明が栄えて発展しました。
逆説的に言えば、理性で抑え込んで、嫌なことでも無理して行うことができます。
その象徴的なことと言えば、「過労死」です。
行動基準を快・不快で考える
人間が健康的に過ごすためには、今一度本能的に戻し、自分の体に耳を傾けて、快か不快かを見定める必要があります。
おなかがすいたら、食べる。
眠くなったら、寝る。
疲れたら、休む。
現代社会ではなかなかすべてを実行することは難しいですが、できる範囲で行ってください。
病気になったら、何かしらがからだに無理をかけている証拠です。
今一度ご自分の生活習慣を見直されて、不快に感じていることを一つでも減らすことが、長期的に見たら一番の対策です。
当院での生活習慣指導
患者様のお仕事や趣味など生活習慣をお聞きしまして、アドバイスをさせていただいております。
長年お体の不調に悩んでいて、根本的に体質を改善していきたい方など、ぜひご相談ください。
カラダ完璧プログラム