鍼灸刺激は、自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用し、その結果として中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の効果があります。そして、生体の恒常性(ホメオスタシス)にはたらきかけ、病気を回復する力が高まっていくのではないかと考えられています。
目次
緑ヶ丘鍼灸整骨院の鍼灸の3つの特徴
特徴① 痛くない鍼です
鍼を刺す、というとほとんどの方が注射を想像するかと思います。
例えば皮下注射や採決に使う注射針の場合、その太さはおよそ0.7mmです。
緑ヶ丘鍼灸整骨院で使用している鍼治療用の鍼の太さは0.1~0.2mmなので、注射針に比べてかなり細いことがお分かりになると思います。
また、鍼の加工技術の進歩により、刺入するときに痛くないよう鍼先が加工されています。
最初にチクッとすることはありますが、注射が苦手な方でも痛みを感じることはほとんどありません。
特徴② 使い捨ての鍼です
滅菌済みの使い捨ての鍼を使用しています。
使いまわしをすることはありませんので、感染症のリスクもなく、衛生的です。
特徴③ やけどをしないお灸です
緑ヶ丘鍼灸整骨院では、もぐさのお灸の効果を電気的に再現した電子温灸器を採用しています。
温度設定が可能なので、やけどの心配もなく、また、もぐさにつきものの匂いや煙もありません。
熱さを無理に我慢することなく、患者様が心地よい温かさでお灸を受けることができます。
鍼灸とは
鍼灸とは経穴(ツボ)と呼ばれる部位に鍼や灸を用いて、機械的、温熱的な刺激を加えるものです。
経穴は経絡という気血の通り道にあると考えられているため、痛みや症状が出ている部位と直接関係ない経穴でも経絡がつながっていれば効果を発揮することがあります。
一般に西洋医学では、画像診断や血液検査などで客観的な数値を出し、異常を把握します。
特定した原因に対して手術や薬を用いて治療しますが、結果がはっきりと出やすい反面、身体の負担が大きかったり、慢性症状に効果が薄かったりします。
東洋医学では、患者さん本人の主訴を重視し、全身的な状態を把握します。
患者さんの全身に対して治療を行い、自然治癒能力を高めることで症状の改善を目指します。
体の内部環境を整えるようにはたらくため、即効性はないが身体に優しく、慢性的な症状にも効果を発揮します。
緑ヶ丘鍼灸整骨院では、西洋医学と東洋医学の考えを両方取り入れて、局所の症状を改善しつつ全身の状態を整えることを目指していきます。
鍼灸の効果
鍼灸施術は、あなたの体の中に眠っている力を呼び起こします。人間には本来、自然に回復していく力があります。それを自然治癒力といいますが、鍼灸はその力を大きく引き出してくれます。
1.鎮痛効果
鍼により痛みがなぜ治まるかには諸説あります。
・鍼の刺激が触覚を伝える太い神経(Aβ神経)を興奮させることで、痛みの伝わりを抑える抑制介在ニューロンの働きを促進するというゲートコントロール説
・鍼の刺激により、大脳中枢でエンドルフィンなどのモルヒネ様鎮痛物質の遊離が促され痛みを抑制するという説
・鍼の刺激が末梢神経から大脳へ伝わる痛みのインパルス(神経の興奮による伝導)を遮断するという説
・鍼刺激により痛覚閾値(痛みが起きる最小の刺激の量)が上昇するという説。
2.血流を良くする
人間の体熱は主に骨格筋や肝臓で産生され、血液によって全身に運ばれます。
鍼灸は血流をよくするので、体温が上昇します。体温が1度下がると免疫力は30~40%も落ちるといわれているので、体温を上げることは免疫力を高めることにつながります。
3.自律神経を整える
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は「闘争と逃走の神経」と言われており、主に日中において活発に活動を行っているときに活性化します。逆に副交感神経は、食事中や夜間、睡眠時など心身を落ち着かせているときにはたらきます。
現代人は生活のリズムが乱れやすく、自律神経のバランスが崩れがちですが、鍼灸はこれを整えるはたらきがあります。
4.ホルモンバランスを整える
ホルモンは体内の環境を一定に整えたり、いろいろな活動がしやすい状態にしてくれます。様々な種類のホルモンがあり、お互いにバランスをとっていますが、これが崩れると身体にいろいろな症状が現れます。
鍼灸は内分泌系にはたらきかけ、ホルモンバランスを整える効果があります。