当院の「視力回復プログラム」の頁でもご案内しておりますが、
視力低下に関わる要因は二つあり、その一つが環境的要因といわれております。
今回は、この環境的要因の中でやらない方が良いこと・やった方が良いことを
考えてみましょう。
視力低下の事を考えてやらない方が良いこと考えると、一般的にもよく言われていてわかっていることが多いと思いますが、近くで物を長時間見るスマホ・テレビ・パソコン作業等ですね。
もちろん、長時間となれば勉強やゲームなども良くないですね。
次に視力低下の予防、回復や視力を維持するためにやったほうが良いことですが、
一言で言ってしまえば・・・
「規則正しく、ストレスを減らす生活をする」
ということです。
それでは、細かく見ていきましょう
食事:油っぽい物や甘い物は食べ過ぎに気を付けてカルシウムを
多く含む小魚などを食べたり乳製品を飲むようにしましょう。
睡眠:早寝早起きをしましょう。これは言うまでもなく、暗くなれば
照明があっても目の負担は増えますし、当然睡眠時間は
多い方が良いでしょう。
そして、毎日規則正しい睡眠リズムを作ることも大切ですね。
屋外に出る:昔からよく言われますが、「遠くを見ると目が良くなる」
なんて聞いたことありませんか?これは、視力に関わる
筋肉のストレッチ効果があるからなのです。
また、屋外に出てスポーツやお散歩等で体を動かすことで
全身のリラックスになり、当然同時に目のリラックス
にもなります。
部屋の照明は間接で:これは直接的な照明は明るすぎて目に良くないというのもあり
ますが、大昔の人は「暗くなったら寝て日が昇ると起きる」
というような生活をしていたと考えるとわかりますよね?
作られた明りは良いということはないということですね。
できれば、夜の部屋の照明は間接照明で暗めにして
目も体もリラックスする方向へ。
一時間ルール
勉強・ゲームはもちろん、読書なども
一時間に一回は必ず休憩をしましょう。
机の上での勉強やゲーム、
読書は当然ですが、テレビゲームや
パソコン・スマホなどでも同じです。
一定の狭い範囲での凝視は目の疲れや、
視力低下に直結します。
必ず一時間に一回は休憩を入れ、休憩では遠くを
見ることがお勧めです。こればピント調節の筋肉を
緩めてリラックスさせるためです。更に、
ベランダ等でも屋外に出て遠くを見て深呼吸
なんていうのも良いですね。
新鮮な空気を体内に取り込めば血液の中の酸素も増え脳みそもスッキリ!
勉強もはかどるかもしれませんね。
30センチルール:机に向かって勉強や読書をして集中している時はついつい背中が
丸まりがちですよね・・・思い出してください、
「30センチは離すように!」
って小学校の時などに言われた経験はありませんか?
しっかりと背筋を伸ばして姿勢を保ち机や本などと目の間は
30センチ以上離しましょう。
全身運動でストレス解消:目の疲れや体の疲れは当然ですが、全身の神経系へのストレス
にもなります。ストレス社会とは言われますが、しっかりと全身運動をすることですとれる解消に
ることはよく知られていますが、それは当然目にも関係してきます。少し息が荒くなるくらいの
しっかりとした運動を30分くらいしましょう。慣れてくると、程良く疲れて気持ちいいと感じるように
なれればストレス解消は成功ですね。
パソコン作業は特に注意:テレビやスマホなどでも目の疲れはありますが、パソコン仕事での目の疲れ・視力や脳に関わる神経の疲れは半端ではないと思ってください。パソコン作業でのお仕事をしている時はかなり集中して色々考えながら画面や資料を凝視して・・・と、考えてみれば神経をフルに使ってはいませんか?これは危険とも言えますね。一般社会人をしている人にとっては難しいかもしれませんが、ここを改善するにはかなり努力と思い切りが必要かもしれませんが、出来る限り、パソコン作業と他の作業は半々くらいの割合の時間にすることが理想です。あくまでも理想です。くどいようですが、あなたの目のための理想です。
視界の邪魔はしないで:基本的なことですが、目の前に視界を妨げるものは無くすということです。目にかかるような前髪や髪につけるおしゃれな飾り・深くかぶった帽子等が視界に入るとみていることに対しては邪魔になりますね。もちろんピント調節の邪魔にもなりますが、目に入ると、傷を付けたりゴミや感染症のリスクを上げてしまい、良いことはないですね。
ここまで細かく色々考えてきましたが、考えればやはりわかりますねあえてもう一度言えば
「規則正しく、ストレスを減らす生活をする」ですね。
「これが出来れば苦労しないよ・・・」という声が聞こえてきそうですが、すべてをいっぺんにやろうとするとそれがストレスになりますね。一つ一つを頭に入れておいてください、それだけで大丈夫。
気付いたときに改善していけば、いずれ自然にできているのではないでしょうか。
ただ、大人の方が自分に対しては気付けますが、
どうしても発見が遅くなってしまうのが子供さんです。
子供の場合は、自分でも、近くにいる親や先生たちでも、
目の疲れは当然、視力の低下にも気づくことが難しく、
どうしても発見が遅れがちで気付いた時にはかなり進行してしまっている。
ということが多いようです。
次のような行動には注意が必要です。
・本やテレビ・スマホなどに近づき過ぎるようになった
・特にまぶしい環境でもないのに目を細めるようになった
・物を見る際に頭を傾けてみるようになった
・頭痛を訴える頻度が増えた。
・心当たりはないが、急に成績が落ちた
・少しの段差で躓いたり転ぶようになった
以上のような場面が見られるお子様がいらっしゃいましたら
是非、眼科で検診をお受けください。
その後当院での視力回復プログラムをお試しください。