原因
- 便利になった現代社会における日常生活の副産物として、「生活習慣の乱れ」 「運動不足」 が、あげられますが、肩こりの原因の中で、一番多くみられるのは「歪みからくる筋肉の疲労」によるものです。
- 例えば、デスクワーク等による「長時間での同じ姿勢」、これに伴う「不良姿勢」「机と椅子のアンバランス」「不良姿勢による長距離運転」など、“全身を使わず、同じ筋肉のみ使いつづける”結果、背骨が歪み筋肉の疲労をおこし、肩こりの原因として多くあらわれることが多いです。
症状
- 首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの不快感が生じます。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。 - 例えば猫背の姿勢のままいると常に僧帽筋が引っ張られた状態になり固くなります。そうすることで僧帽筋に関連する首肩の筋肉も固くなり治りにくい首、肩こりが生じてしまうのです。
正しい姿勢
- 正しい姿勢を意識するあまり、カラダを反らしすぎてしまう人を多くみかけます。これは、自然な姿勢といえるものではなく、正しい姿勢とはいえません。
- 正しい背骨のS字カーブが描かれているかのチェックポイントは、鏡でカラダを横から見て、「耳の穴」→「肩の中央」→「くるぶし」を、結んだ線が、一直線になっているかが目安です。
- あと、見えない糸で頭のてっぺんから、カラダが釣られているイメージを思い浮かべても良いかもしれません。
デスクワーク
- 椅子について
1)なるべく固めで、安定性のある椅子を選びます。
2)座面の高さが調節できるもので、足の裏全体が床につくものを選びます。高さ調節が出来ない場合は、足台を置いて調節します。
3)背もたれに最も深く腰掛けた状態で、座面の先端と膝の裏の間に、こぶし一つ分の隙間が出来るようにします。
4)なるべく、肘掛のあるものが良いでしょう。肘掛に腕をのせることで、腕の重みを分散させ肩への負担をへらします。
- 照明について
暗すぎる照明、明るすぎる照明など、照明が適切でないと眼精疲労を起こしやすく、首・肩の筋肉が緊張し、肩こりがおきやすくなります。 自分にあった椅子とともに、照明も暗すぎず、明るすぎずない範囲で調節しましょう。